ココロチョコ[★★]

[初出誌] 『ココロチョコ』、「小学五年生」19805月号、8頁、52コマ

[単行本]  『ココロチョコ』、「てんとう虫コミックス ドラえもんプラス第1巻」2005425日 初版第1刷発行、8頁、52コマ

[大全集] 『ココロチョコ』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 92010830日 初版第1刷発行、8頁、52コマ

 

【初出誌vs.大全集】

 変更なし

 

[梗概] スネ夫がみんなの前で「ジャイアンが入ってくると、どんな遊びもメチャクチャにされちゃう。…ジャイアンを、のさばらせておいていいの!?」と訴えたので、これからはジャイアンを相手にしないことをみんなで約束した。

 

 しかし、ジャイアンに会うと、安雄やはる夫は買い物を引き受け、スネ夫も言い出したのはのび太であると告げ口したので、のび太は「ボカ ボカ」と殴られてしまった。のび太がドラえもんにみんなに裏切られたと泣きながら訴えると、『ココロチョコ』を取り出してくれた。これを食べるとみんなの心がひとつにまとまるひみつ道具である。

 

 のび太も安雄もはる夫もスネ夫もひとかけらずつ食べた。買い物を言いつかった安雄とはる夫は買い物カゴでジャイアンの顔を「バシ」と殴り、スネ夫も殴られたが、「アカンベー」をして抵抗していた。

 

  町の人たちにも食べてもらい、さらに、イヌに食べさせると、ジャイアンはみんなに「べー」と言われて追い掛けられ、イヌにもかみつかれたので、「フラ フラ」になりながら退散してしまった。

 

 仕返しに成功したのび太はしずちゃんに会うため、しずちゃんの家にやってきて「世界中の心が一つになれば、平和になると思うよ」と力説していた。すると、スネ夫たちはしずちゃんに会いたいとやって来た。玄関もガヤガヤしだし、町の人たちも大勢やってきたので、のび太はこっそり家に逃げ帰ることにした。

 

 ドラえもんから「あすの朝までには、ききめが消えるから」と言われたので、ご飯まで寝ることにした。晩ご飯になっても、のび太の落としたチョコをかじったママは、のび太と同じような格好で寝ていた。

[S0951B0106058005]