出前電話[★★]
[初出誌] 『出前電話』、「小学五年生」1978年11月号、8頁、48コマ
[単行本] 『出前電話』、「てんとう虫コミックス ドラえもん第19巻」1980年7月25日 初版第1刷発行、8頁、48コマ
[大全集] 『出前電話』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 7」2010年4月28日 初版第1刷発行、8頁、48コマ
【初出誌vs.大全集】
「やー、どーも、どーも」が「やあ、どうも、どうも」に変更[407(3)]
[梗概] のび太が本を読んでいるとき、ママから封筒を買ってきてと頼まれた。今回は、ドラえもんも意地でも行かないと強硬な態度をとり、タイムマシンで逃げようとさえしていた。そのとき、となりの家にラーメンを届けに来た人を見て、封筒も出前してくれるといいなあとのび太がつぶやいた。
すると、ドラえもんはひみつ道具『出前電話』を出して、自らもこの電話で封筒を一枚注文している。文房具屋さんが一枚の封筒を届けてくれた。この電話で頼むと、相手は断れないので、のび太も『コロコロコミック』を一冊注文している。
買い物以外にも遊び相手がほしいときにも使えると聞いたので、のび太は「しずちゃんの出前たのみます。一人前大いそぎ!」と電話すると、バスタオルをまいたしずちゃんがやってきたが、悪かったので、すぐに帰ってもらっている。
ママから手紙をポストに投函してほしいと言われたので、のび太がポストを注文すると、通りがかりの者が重いポストをもってきてくれたので、手紙を投函して、元に戻してもらっている。
ママが切手を貼るのを忘れたので、同じような注文をしようとした。さらに、のび太が北海道のおばさんの出前を頼もうとすると、ドラえもんが止めに入って、「むやみに使っちゃ、人がめいわくする」と注意している。
のび太が「コロコロコミック」の続きを読みたいため、マンガ家の注文をし、さらに、テレビに出ている星野スミレの出前を頼むので、「めいわくをかけることはゆるさん!」と怒鳴りながら、電話機をポケットに戻そうとした。しかし、のび太の「友だちに見せびらかしてやりたいんだよ」という切なる要求を、最終条件に許可を出している。
のび太が「スネ夫とジャイアンの出前をたのむ」と電話すると、けんかしていた二人が現れ、ここで続きをやるといって、けんかをおっぱじめた。そのため、ドラえもんものび太もけんかに巻き込まれることになってしまった。
[S0746・A1913・057811]