部屋交換スイッチ[★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『部屋交換スイッチ』を取り付けた部屋は、どこのどんな部屋とでも取り換えることができる。「部屋交換スイッチ」のダイヤルで、部屋の位置を指定する。その部屋に人がいたり、近づいたりしたら、警告ランプが赤に、青ランプのときにスイッチをオンにするとその部屋と交換になる。

 

【使用目的】 のび太は学校にノートを忘れ、その上、雨が降っていたので、宿題をやりたくてもやれないと言い出した。すると、ドラえもんが直ちに「部屋交換スイッチ」を取り出した。

 

【使用結果】  のび太は宿題をしていてどうしても問題がとけないので、出木杉の部屋と「部屋交換スイッチ」で交換することにした。このスイッチで交換できるのは部屋だけで、人間はついてこないことになっている。

 

  出木杉のノートを写し終わるころ、出木杉が戻ってきたので、「カチ」とスイッチを押したので、かろうじて、宿題を終えて戻ることができた。

 

 しずちゃんの浴室にはやっぱり赤ランプがついていたので、カチッとスイッチを押すと、「ヒューン」となって、浴室とのび太の部屋が入れかわってしまった。

 

  しずちゃんは突然のび太の部屋でからだを洗うことになったので、「キャーッ」と叫び、その間に、のび太は「おもしろいものみせるからおいで のび太」とメモを残して、「ヒューン」ともとに戻している。

 

 しずちゃんがやってきたとき、アッと驚くような部屋に交換していた。「へんないたずらばっかり!!」と腹を立ててやってきたしずちゃんに、大人気タレントの伊藤翼の部屋を見せている。

 

  そのころ、ドラえもんはテレビで伊藤翼の出ている「スター訪問」をかぶりついて見ていた。司会者が翼ちゃんの部屋に案内されると、小さくてとてもきたない部屋であった。

 

 それを見ていたドラえもんは瞬時に、「のび太のへや!!」だとわかってビックリした。テレビで、司会者は「いやー、スターぶらないところがつばさちゃんのいいとこなのよね」とフォローし、部屋の机を見ながら、「ほ~、勉強ですか。えらいなあ。まあ~、きたない字!」といったところで、のび太はスイッチを切り替えた。

 

  テレビでは、「野比のび太ってだれですか」の質問に、翼ちゃんは「わたししりません」と答えていた。

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