分身ハンマー[★★]
【道具解説】 ひみつ道具の『分身ハンマー』を使うと、体を二つにわけることができる。一時に二つのことをしたい場合、とても便利である。
【使用目的】 のび太はしずちゃんの家に遊びに行こうか、宿題をしようか迷って、自分の両手を使ってジャンケンしていた。あきれたドラえもんは「分身ハンマー」を出している。
【使用結果】 ドラえもんがのび太の頭を「分身ハンマー」で「コチン」と叩くと、そっくりのふたりになった。のび太はあとでひとりになれるか心配になったので、もう一度「コチン」と叩くともとにもどることができたので、安心してひとりは宿題、もうひとりはドラえもんといっしょにしずちゃんの家に出掛けた。
途中で、ジャイアンにメンバーが足りないからすぐこいと言われた。のび太は行きたくなかったが、ドラえもんからこのハンマーがあるじゃないかといわれ、「コツン」と叩いて、分身を作ろうとしたが「ピョコ」ともとにもどってしまった。
やはり気がすすまないので、もどってしまった。二度目はドラえもんもジャンプしながら、思い切って「コキン」と叩いたので、分身を作り出すことができた。頭が痛かったけれども、安心してしずちゃんの家に遊びに行くことができた。
ひとりの分身は「ちっともはかどらない。いらいらするなあ」とがんばり、もうひとりの分身は「こらあ、またエラーしやがって」と、ジャイアンに怒鳴られながら、ボールを懸命に追いかけていた。
トイレに行くとき、廊下をそうじしていたママのバケツにつまずいて「バシャ」とこぼしてしまった。もうひとりの分身は「おまえのせいでまけたんだっ!!」とジャイアンに追いかけられ、廊下のバケツを蹴って「バシャ」とこぼしてしまった。
ママから「たったいま、注意したばかりよ。わざとやったんじゃないか」と問い詰められたいた。「今度やったら、しょうちしないから。気をつけます」となっていた。
分身でないのび太がドラえもんと、「遊びにむちゅうで、おそくなった」と走って家に帰ってきた。廊下でバケツを派手に蹴っ飛ばして、「ザバー」とママの顔にぶっかけてしまった。
[S12127・A27040・028007:176]