実物射的で狙い撃ち[★★]
[初出誌] 『無題』、「小学五年生」1977年9月号、8頁、52コマ
[単行本] 『実物射的で狙い撃ち』、「藤子不二雄ランド ドラえもん短編第14巻」1985年7月12日 初版発行、8頁、54コマ
[大全集] 『実物射的で狙い撃ち』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 6」2010年3月30日 初版第1刷発行、8頁、54コマ
【初出誌vs.大全集】
タイトル『無題』が『実物射的で狙い撃ち』に変更
「わーるいな、わ-るいな。せっかくの生け花を」が「わあるいなわあるいな、せっかくの生け花を」に変更[381(3)]
「始めるぞ!」コマ挿入[385(1)]
「バシ バシ バシ」、「ABC」コマ挿入[385(3)]
[梗概] ドラえもんが戸棚の奥に隠しておいたどら焼きを見つけて、のび太が食べようとすると、「バシ バシ バシ」 とねらい撃ちされた。ドラえもんがテレビゲームの一種『実物射的』でねらって撃った結果である。 このひみつ道具はテレビカメラで撮影し、テレビのディスプレに映った的を射撃銃でねらい撃ちするものである。
のび太は土管のある広場にテレビカメラをセットし、ジャイアンやスネ夫を片っ端から撃ち倒そうと計画した。サッカーのパスをしている友だちを撃とうとしたが、すべてはずれてしまったので、「じっとしてろ」と言いにやってきた。
ジャイアンに言い付けると、逆に、「ゲームをおれたちにもやらせろ!」とのび太のクビ根っこをつかんで、家にやってきた。
ドラえもんは「ほかの人に迷惑をかけないように、きみたちが順番に的になったり、撃ち手になったりすればいい」と提案した。ジャンケンの結果、ジャイアン一番、スネ夫二番、のび太三番になった。
カメラの前を走り抜けると、のび太だけが「バシ」と撃たれ、スネ夫の時も同じ結果であった。のび太の番になったので、「みんなをぶっとばしてやるぞっ」と勇んで、「カシャ カシャ カシャ」と連射すると、射撃銃の電池が切れてしまった。
[S0654・I1417・057709]