人間ラジコン[★★]
[初出誌] 『人間ラジコン』、「小学五年生」1975年9月号、8頁、55コマ
[単行本] 『人間ラジコン』、「てんとう虫コミックス ドラえもん第10巻」1976年4月25日 初版第1刷発行、9頁、61コマ
[大全集] 『人間ラジコン』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 4」2009年12月30日 初版第1刷発行、9頁、61コマ
【初出誌vs.大全集】
「グイ」コマ挿入[415(2)]
「とっとと!!」コマ挿入[415(5)]
「ペロ ペロ」コマ挿入[415(7)]
「ドタ バタ ドタ」、「だれだい、うるさいなあ」コマ挿入[417(1)]
「ややっ」コマ挿入[417(7)]
「ジャイアンはまだあちこち歩きまわっているのかな……」コマ挿入[418(1)]
[梗概] 今の状態が続けば今年もジャイアンズの最下位は確実なので、ジャイアンは「みんなたるんでる!」と檄を飛ばしながら、特訓を開始した。「おれひとり名選手でも、残りがボンクラじゃ、どうしようもない」と身勝手な論理を展開しながら、夜七時まで特訓をぶっ通し、途中で帰ることを禁止している。
スネ夫が塾へ、のび太がドラえもんとの約束を口にしても、ジャイアンは「ペッペ」とつばを手に吐きつけながら、バットを「ブルン ブルン」と振り回し、「よく聞こえなかったもういっぺんいってみろ」と怒鳴っている。
ドラえもんがいっしょに飛行機をつくる約束のため、広場に来ても、のび太が「おたがいぶじでいたかったら帰ってくれ」と懇願している。さらに、ジャイアンの「動きがにぶい。もたもたすんな」の猛ノックを見て、ドラえもんは「なるほど。そういうことか」と理解した。
ドラえもんはひみつ道具『人間ラジコン』を取り出し、発射機の穴から受信機を「パチ」と撃ち出し、ジャイアンのしりに「ビシ」と撃ち込んでいる。このラジコンでジャイアンを自由に操作して、広場からべつの場所に移動させることにした。
のび太がこのラジコンを借りて、レバーでジャイアンを操作すると、うまくいかなくて、あっちで「ゴチ」、こっちで「ガツン」と衝突ばかりしている。
気づいたジャイアンがバットを振りかざして追いかけてきたので、「グイ」とレバーを引くと、「ピュッ」と後退し、再度、追いかけてくると、「ピョコピョコ」と前方へ移動させることができた。
ジャイアンは「おまえら、スクラップにしてやるからな! かくごしろ」と顔を真っ赤にして怒鳴り散らし、どこかへ行ってしまったので、自動操縦装置に切り替えることにした。
ジャイアンが自動操縦で「ピョコ ピョコ」歩いていると、出会ったスネ夫がアイスをくれたり、家に入っていくと、マンガを見せてくれたり、火事を発見したりして、新聞記者からインタビューを受けることになった。
さらに、しずちゃんの入っている浴室を通るときは、「わざとじゃないよ。もんくはドラえもんにいってくれ」とほざいている。
家に帰って、ドラえもんとのび太はきりがないので、やめる決心をして、潔くジャイアンに謝りに出かけた。「まさか命までとるとはいうまい」と思いながら、ジャイアンに会うと、案に相違して、「なんでやめるんだよ。もっとやってくれよ!」と逆にハッパをかけられてしまった。
[S0454・A1019・057509]