ピンチランナーとモニター[★★]
【道具解説】 『ピンチランナー』は「小さいけれども、目、耳、口をもったきみの身代わり」になるひみつ道具である。例えば、靴に付けると、学校までまっしぐらに走り、代理で出席取りに返事することができる。さらに、その居所を「モニター」画面で確認できる。
【使用目的】 のび太は『タケコプター』の故障で学校に遅刻しそうになったので、「ピンチランナー」を出してもらった。
【使用結果】 教室では、先生が出席を取っていたので、「ピンチランナー」のモニターを見ながら、自分の名前が呼ばれたので、教室の外で、「はーい!!」と返事すると、教室内の靴が代わりに「はーい」と返事した。のび太はこの道具のおかげで、辛うじて遅刻しないですんだ。
次の日も、遅刻しそうになったので、モニターを見ながら、靴に返事をさせようとした。先生が出席を取っていた時、ジャイアンが靴を「ギュ」と踏んだので、秘密がばれてしまった。先生から強く説教され、その上、ママに会って相談をすると言われてしまった。
家に帰って、ママに「小羽急デパートで五割引の大バーゲン」、ドラえもんに「ドラやき一こ十円。小羽急デパートで!?」とうそをついて、家から追い出した。
このひみつ道具を使って、逃げるジャイアンの行き先をかあちゃんに知らせ、さらに、池の前で船を浮かべようとしていたスネ夫を跳び蹴りして、復しゅうを果たした。
先生が家庭訪問されたが、のび太はママは留守であると返事した。デパートでうそと気付いたドラえもんは『衛星テレビ』で、事情を確認した。すると、のび太は先生にママは当分帰らないと告げているので、ママの靴に「ピンチランナー」を付けて、ドラえもんは「先生! すぐもどりますから、お待ちください!!」と伝達している。
[S16367・B02161・059001:372]