病気ごっこに使う薬[★★]
【道具解説】 ひみつ道具である『病気ごっこに使う薬』を飲むと本当の病気みたいになる。それらは高熱の出る薬、体のふくらむ薬、葬式ごっこの薬で構成されている。
【使用目的】 のび太は夏休みの宿題をもう一日学校を休んで終えるために、ドラえもんに無理やり「病気ごっこに使う薬」を出してもらっている。
【使用結果】 「病気ごっこに使う薬」を飲むと気分はスッキリしたが、ママがのび太の額にさわると、熱があると言って、氷嚢を頭にのせて、学校を休ませてくれた。2、3日休もうとしていたら、ドラえもんに怒鳴られて、机で宿題をやり始めた。
ママがタクシーを呼び、病院へ行くため、部屋に戻ってみると、氷嚢が「ジュー シュポーッ」と沸騰して音を立てていた。そのため、ママが救急車を呼びに行ったので、のび太は体のふくれる薬を飲んで、救急車に乗れなくしてもらっている。
ママが往診を頼んだけれでも、来てくれないので、直接病院に行って、お医者さんを連れてきた。診断の結果、医者はこんな病気見たことないと言いながら、ありったけの注射を打っみましょうということになった。
のび太は注射嫌いであったので、逃げ回って、ドラえもんから『葬式ごっこの薬』を飲ませてもらった。お医者さんから「冷たくて心臓も止まってる。こりゃもうだめですな」と言われたので、ママは卒倒してしまった。
正直に話したら、ママからこっぴどく叱られた。遅くなったが、のび太は学校へ行く決心をすると、ドラえもんが先生に飲ませる薬を出してくれた。しかし、「なまけたのが悪かったんだ。悪いことした時には叱られたほうがさっぱりする」と言って、学校に出掛けた。
[S03160・I06137・027109]