ヒトマネロボット[★★]
【道具解説】 ひみつ道具である『ヒトマネロボット』は、そっくりある人に変身できるロボットである。
【使用目的】 昭和三十四年十一月三日はプロポーズの日であったので、ドラえもんとのび太が『タイムマシン』で公園に行って調べていると、時間とともに話しはますますこじれ、二人は婚約しそうもないムードになってきた。のび太が顔を真っ赤にして何とかしてくれと頼むので、ドラえもんは「ヒトマネロボット」を取り出している。
【使用結果】 ドラえもんは「ヒトマネロボット」を取り出し、ベンチで怒りながらタバコを吹かしているパパにそっくりになれと命じている。そのロボットがベンチに座っているママを見つけたので、ドラえもんはマイクを使って、そのロボットに「おう、玉子さん」と言わせている。
「しらないっ!」と冷たい態度をとられたので、両手で拝みながらそのロボットに「ぼくとけっこんしてくれなきゃ、死んでしまう」と言わせているので、ママも「野比さん!! あなたそんなにわたしのことを!?」ととてもいいムードになった。
さらに、ドラえもんがロボットにママになれと命ずると、ベンチに座っているパパのところへ「野比さあん」と叫んで飛んで行き、怒っているパパの背中に顔をうずめて「許して…。どうかわたしをおよめさんにして」と涙を流して頼みこんだ。びっくりしたパパは「ゆめじゃないかしら」と自分のほっぺを強く引っ張っている。
[S01598・A01148・047111:173]