光ファイバーツタ[★★]
【道具解説】 ひみつ道具である『光ファイバーツタ』は12あるチャンネルシールで、指定した場所まで自由自在の伸びることができる。
このツタは光ファイバーのように映像をモニターに送信できる。このひみつ道具は外からの情報を蓄える球根もあり、ビデオテープ・レコーダーのように再現したり、スローモーションにしたりすることもできる。
【使用目的】 のび太はいつもろくな目にあわないで、その上、貴重な時間を無駄にしているので、出掛ける前に、目的地の様子を調べる「光ファイバーツタ」をドラえもんに頼んでいる。
【使用結果】 「光ファイバーツタ」はチャンネルシールで指定した場所まで伸びていくので、チャンネル2は広場のブロック塀に、チャンネル4はしずちゃんの部屋に、チャンネル5は出木杉の部屋に貼り付けた。取り付けるのに時間がかかり、家に帰ると、ママからお使いや宿題をすぐやるように命令された。
宿題のため、出木杉の部屋を見ると、すでに宿題を終えた後であった。ドラえもんは外からの情報を蓄えておく球根を出し、ビデオのように過去を映し出した。ノートの字が読めないとドラえもんに催促すると、大きく拡大してくれた。
いつものようにあまりお説教もしないで、次から次へと申し出を受け入れてくれるので、のび太は心配になってきた。
ドラえもんが笑いながら、固いこと言わない、気にしないと言うので、のび太も「ドラえもんも話がわかるようになったなあ」と相槌を打った。冷静になったドラえもんは思わず、冷や汗が出た。
のび太がモニターで見ると、しずちゃんが家に帰っていたので、ママに内緒で「ソロリ ソロリ」と家を抜け出すことに成功した。カンカンに怒ったママは「のび太がどこへ行ってるか一目でわかる道具」まだできていないかと、ドラえもんに詰問した。ドラえもんはママに「光ファイバーつた」のモニターを指し示した。
のび太がしずちゃんの家で楽しく遊んでいると、しずちゃんのママは「すぐ帰れって、ママがカンカンよ」という電話をのび太に取り次いだ。のび太はしずちゃんの家にきていることに、なぜ気付かれたのかどうしても理解できなかった。
[S14558・B02057・068606:172]