万能テント[★★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『万能テント』のボタンを押すと、外見上、テントは犬小屋みたいだけれども、中にはいると広々としており、ボタンを押すと、床は絨毯みたいになり、居心地のいい居間が出現し、壁も透き通るようになった。

 

【使用目的】 ドラえもんが未来の世界へ帰っている間に、野比家は一家そろってキャンプに行ったが、ゴミの山、騒音、ヤブカなどに悩まされ、もう二度とキャンプに行かないぞという心境になっていた。

 

  ドラえもんはキャンプに連れて行ってもらえなかったので、最初は大いに腹を立てていたが、具体的なキャンプの実情を耳にして、のび太に「万能テント」を取り出している。

 

【使用結果】 「万能テント」のボタンを押すと展望台になり、食事時には『出前スタンド』を出して、ラーメンやカレーライスといった食事を自由に好きなだけ食べることができ、食後には、ジュース、コーラ、アイスクリームやプリンなどのデザートを飲んだり食べたり、防音のしっかりした部屋でステレオを楽しむこともできる。

 

  ゴミの掃除ボタンを押すと、ゴミを拾って、すべて野比家のくずかごに送ってくれる。外に出て、草原では「ポン ポーン」とよく弾む人の乗れるボールで楽しんだり、湖では魚釣りをしたり、空中ではエンジン付きの翼グライダーを体に装着して飛行を楽しむことができる。

 

 ベッドで寝ていると、「ゴソ ゴソ」音がするので、確認すると、掃除ボタンが押しっぱなしになっていたので、山の中のゴミを集めて、野比家にゴミを送り続けていた。

 

  家に帰ると、ドラえもんは机の引き出しの「タイムマシン」に乗って、のび太の制止を振り切りながら、「ぼく、ちょっと未来に用事があるから」と出掛けようとしていた。

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