さかさカメラ[★★]
[初出誌] 『さかさカメラ』、「小学四年生」1981年12月号、10頁、66コマ
[大全集] 『さかさカメラ』、「藤子・Ｆ・不二雄大全集 ドラえもん 11」2010年11月30日 初版第1刷発行、10頁、66コマ
【初出誌vs.大全集】
変更なし
[梗概] ジャイアンは土管の上に座って、「おれのいたずらをかあちゃんにいいつけたのは！ さっさと白状しないと…」がなり立てていた。スネ夫が犯人はのび太であると名指したので、のび太は「ボカッ」と殴られてしまった。
くやしいので、ドラえもんの出した『さかさカメラ』で仕返しすることになった。このカメラは普通のカメラとあべこべであり、写真をカメラに入れて外に映すものである。
のび太の写真を入れて、ジャイアンの窓の外に映すと、まるでのび太が外に立っているように見えた。ジャイアンはそののび太に飛びかかったが、どこにものび太はいなかった。
スネ夫の家では、ドラえもんたちは庭に星野スミレのブロマイドを映していた。スネ夫がジャイアンに、スミレちゃんが「うちの庭へ来たんだよ」と告げると、ジャイアンは「おれ大ファン」だと言いながら、二人でスミレちゃんを探していた。
しかし、しずちゃんから「映画のロケでフランスへ行ってる」と教えられ、スネ夫はジャイアンに「うそつき」といってぶん殴られていた。
スネ夫が見知らぬ家にのび太がいるのを発見したので、ジャイアンが乗り込むと、「ぶれい者！！」といって怖いおじいさんに叱られた。
スネ夫が木のてっぺんで、「おーい、ジャイアン」と呼んでいるのび太を発見したので、ジャイアンが登ってみると誰もいなかった。「おまえのいうことは二度と信用しねえ」と言いながら、スネ夫を再度殴り倒している。
ジャイアンに塀の前にいる映像ののび太を殴らせ、ドブの前に立って、のび太は殴り掛かってきたジャイアンをドブに落としたりしていた。映像をうまく誘導して、ジャイアンに先生をがつんと殴らせることに成功した。そのため、ジャイアンは先生にこっぴどく叱られることになった。
[S1146・M01071・048112]