抜け穴ボールペン[★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『抜け穴ボールペン』で家の中の壁に、「ツー…」と丸印を書いて中に入ると、必ず家の外へ出ることができる。しかも、なぜか靴まではいているという便利なものである。家の外で書いた抜け穴は家の中に通じている。

 

【使用目的】 のび太はテレビで昔の城にはまさかの時に備えて、抜け穴が用意してあることを知った。ドラえもんにその話をすると渋々「抜け穴ボールペン」を出してくれた。

 

【使用結果】 「抜け穴ボールペン」を手に入れると、のび太は「もうどこにいても、ビクビクしなくてすむぞ。さっそく遊んでこよう。宿題はあるけど、ほったらかして」と大声で叫んだ。ママが「なりませぬ!!」と追いかけてきたが、抜け穴を使って姿を消すことに成功している。

 

外に出て、「おもしろい、おもしろい」と思って歩いていると、ジャイアンから「楽しそうだな。なんかいいことあったのか」と声をかけられたが、「関係ないだろ」、「ムカ おれにむかって、よくもよくも」と追いかけられたが、今回もにぬけ穴で危機を脱出している。

 

その後も、ジャイアンをすきなように翻弄して、「ドタ ドタ ドタ ドタ バタ」と楽しげに遊んでいた。

 

 のび太も「そろそろやめよう。しつこくないのが、ぼくのいいところなんだ」と言いながら、しずちゃんの家に遊びにいった。その頃、いたずらされたジャイアンやボールが消えたと思っていた安雄も「ぬけ穴」の存在に気づき出した。

 

  そして、そのぬけ穴にごみを放り込んだり、石を投げ込んだりしだしたので、野比家には大量のゴミが「ドサ ドサ」、石も「バラ バラ」と投げ込まれることになった。

 

  のび太が家に帰ると、ドラえもんとママがすごい形相で追いかけてきたので、「ほんのかるいいたずらにどうしてそんなにおこるの!?」と、全く納得できない表情で驚いていた。

[S15383A39086048602367]