人間プログラミングホクロ[★★]

【道具解説】 『人間プログラミングホクロ』は「人間をプログラムどおりにうごかすための、いそがしい人のためのほくろ」であり、「ほくろにやりたいことふきこんで、つけてねるとねたまま言われたとおりの仕事する」ひみつ道具である。しかし、ほくろは一個で一つの仕事しかできない。

 

【使用目的】 のび太はプログラミング通りに動き、声を出すことのできるスネ夫のロボットを見てうらやましくなり、ドラえもんに頼んで「人間プログラミングホクロ」を出してもらっている。

 

【使用結果】 「人間プログラミングホクロ」のほくろは一個で一つの仕事しかできないので、のび太は『かたづけラッカー』で姿を消し、出木杉は宿題、ジャイアンは草むしり、スネ夫はお使い、しずちゃんは楽しく遊ぶ、役を割り当ていた。

 

 しかしながら、ほくろを付け間違え、のび太がお使い、ジャイアンが宿題、スネ夫が草むしり、しずちゃんが出木杉と楽しく遊ぶ、役に割り当てられてしまった。のび太が「ヘト ヘト」になり、「フラ フラ~」になりながら、夜中にお使いから帰ってきた。

 

 翌朝、のび太は「なにもかも終わっている。こりゃらくでいいや。しずちゃんと一晩中遊んで楽しかったなあ」と大喜びであった。ドラえもんは困惑しながら、「ま、本人がそう思ってるならそれでいいだろ」とつぶやいていた。

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