透明ボディガードプラモ[★★]

【道具解説】 『透明ボディガードプラモ』は目に見えないけれど、いつも人についていて守護してくれるひみつ道具である。このプラモには、ブレーキポンプがついていて、やりすぎを随時コントロールしている。

 

【使用目的】 のび太は今日もいつもと同じようにいじめられて泣いて帰ってきたので、ドラえもんは「透明ボディガードプラモ」を買って準備していた。

 

【使用結果】 ドラえもんは帰ってから、「透明ボディガードプラモ」を一緒に作ろうといって出かけたが、のび太は我慢できなくて、すぐ自分一人で作り出した。部品が一個残ったけれども、「まいいや」と思いながら、このボディガードに『透明ペンキ』を吹き付けた。

 

帰ってきたドラえもんが「あーっ、かってにつくったな」と叱りつけた。残った部品はロボットのやりすぎをコントロールする、ブレーキポンプであった。下手くそが作ったからこんなことになったと説教していると、「とうめいボディガードプラモ」はドラえもんのヒゲを「グイ」と引っ張って、体を「ボカ ボカ」と殴り出した。

 

 のび太は守り神がついたと確信して外に出て、スネ夫に「べー」と舌を出した。怒り狂ったスネ夫が手を出そうとすると、ボディガードがスネ夫を殴り飛ばしてくれた。ジャイアンも全く同じであった。

 

 しずちゃんや先生がのび太にちょっと注意しても、ジャイアンたちと同じように殴り飛ばされてしまった。のび太は怖くなり、逃げ帰ってドアに鍵を掛けても、ボディガードは「バアン」と蹴破って家に戻ってきた。

 

ドラえもんはボディガードにのび太の敵だと思われたくないため、ニコニコしながら、のび太の作ったものだから、そのうち壊れると楽観視していた。ママも「こわれたら…おぼえてらっしゃい」と笑いながら、のび太に話しかけていた。

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