テレパスロボット[★★]
【道具解説】 『テレパスロボット』は重病人のためのロボットであり、「ボタンを押したり、命令したりしなくても、頭の中で考えるだけで、何でも用事をしてくれる」ひみつ道具である。病人は頭に付けたアンテナで、考えをロボットに伝えることができる。
【使用目的】 のび太はカゼをひいたので、みんなに甘えてみたくなったが、なかなかそうはいかなかった。幸い、ドラえもんが「テレパスロボット」を出してくれた。
【使用結果】 のび太が頭に「テレパスロボット」のアンテナを付け、しばらく考えると、ロボットは水を持ってきてくれた。のび太がこれで、ずっと寝たまま暮らせると公言すると、ドラえもんは「なまけるための道具じゃないぞ」と厳しく説教し出した。
すると、ロボットはドラえもんを部屋の外へ蹴り出してしまった。おやつが食べたいと考えると、ドラえもんのどら焼きを、ホットケーキを食べたいと考えると、スネ夫のおやつを持って来てくれた。
しずちゃんが遊びに来ないかなと思うと、しずちゃんを連れて来てくれた。今、ジャイアンが来ているからといって戻ると、ロボットはジャイアンを「ボカ ボカ」と殴り倒していた。
カゼも治ったので外に出かけることにした。のび太は「ドラえもんがおこるのもむりないや。ぼくのなまけぐせは、なかなかなおらない。一度ひどい目にでもあえば、こりるかもね」と考えて歩いていた。
すると、ロボットが背中を押すので、のび太は不思議に思った。のび太の歩いているすぐ近くの町角でジャイアンとスネ夫がのび太のいたずらを糾弾し、「今度会ったら、ただじゃおかないから!!」と息巻いていた。
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