空で遊んじゃあぶないよ[★★]
[初出誌] 『空のレジャー三点セット』、「小学四年生」1978年7月号、10頁、52コマ
[単行本] 『空であそんじゃあぶないよ』、「てんとう虫コミックス ドラえもん第17巻」1979年7月25日 初版第1刷発行、10頁、55コマ
[大全集] 『空で遊んじゃあぶないよ』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 8」2010年6月30日 初版第1刷発行、10頁、55コマ
【初出誌vs.大全集】
タイトル『空のレジャー三点セット』が『空であそんじゃあぶないよ』に変更
「ばかーっ」が「ばかあっ」に変更[282(6]
「ぜったいに大けがするから、ぼくのいうことにまちがいはないから」コマ挿入[285(4)]
「文字なし」コマ挿入[285(5)]
「文字なし」コマ挿入[285(9)]
[梗概] ドラえもんはひみつ道具『ハングライダー』で、気持ちよさそうに窓から部屋に入って着陸した。のび太が昼寝をしていたので、見つからないうちに、しまおうとしたら、見つかってしまった。
危ないスポーツであるので、運動神経ゼロであるきみのためだと説明すると、「それでも友だちか? 運動神経ゼロならなおさらスポーツやさせてうまくさせようと思わないの?」と逆襲されてしまった。
のび太は十五階のマンションの屋上から、ハングライダーで飛び出そうと決心し、「ヨロ ヨロ」走って飛び降りると、操縦できないため、「スウ」と墜落しだした。しかし、予備のパラシュートが「パッ」と開いたため、墜落を免れることができた。
空中で、ドラえもんから、「しせいを正しく! かじはまっすぐに! そらそら、おしりがういている!」と厳しく指導を受けたので、なんとか飛ぶことができるようになった。
のび太が調子に乗って飛ぶと、建物の壁に衝突しそうになったので、ドラえもんは口をとんがらせて、「フウ」と風を送って、衝突を回避している。途中、木にぶつかりそうになったり、低空飛行になったりしたが、ドラえもんのアシストによって、なんとか窓から「スウ」と、自分の部屋に戻って着陸することができた。
こんなおもしろいスポーツはないと思って、再度、マンションから飛行しようとしたら、管理人に見つかり、飛び降りることができなくなってしまった。ドラえもんのひみつ道具『空のレジャー三点セット』に「熱気球」が入っていたことを思い出して、これを使って空高くまで上昇し、火を消して、ハングライダーで滑走をはじめだした。
のび太が空をハングライダーで飛んでいるのを見て、ジャイアンやスネ夫たちは「のび太のくせになまいきだ! おれ、いっぺんやってみたいと思ってたんだ。ぼくも。おれも」と追いかけてきた。
地上近くでみんなにつかまり、ハングライダーは「ボロ ボロ」になり、満身創痍で帰宅した。ドラえもんから「みろ! だからけがするといったんだ!」と、きついお目玉を食らうことになった。
[S0835・A1706・047807]