チリ積もらせ機[★★]

【道具解説】 ひみつ道具の『チリ積もらせ機』で、全国に散らばっている目に見えないほどのかけらを集めると、チリも積もれば山となる。

 

【使用目的】 ドラやきを買っておくのを忘れてしまったので、ドラえもんはドラ焼の禁断症状になってしまった。悪いとわかっていたが、ドラえもんはドラヤキを食べるため「チリ積もらせ機」を出している。

 

【使用結果】 家に帰ると、禁断症状のドラえもんは「チリつもらせ機」でどら焼きを作って、「ガツガツ ムシャムシャ」とむさぼるように食べていた。ハッと気づくと、ドラえもんは「いじきたなし。バカ! バカ!」と頭をたたき出した。

 

  ドラえもんはこの機械で、日本中の目に見えないほどの小さなどら焼きのかけらを集めて、大きなどら焼きを作っていた。

 

 のび太たちは通りを歩いている頭の禿げた男性に、この機械で多くの人の毛を集めて、一人前のフサフサした髪の毛を作ってプレゼントした。のび太はこの機械で広い庭を作って、のびのびできるゴルフ場と野球場をみんなに提供することにした。

 

 あまりにも広い庭であったため、朝から晩まで草むしりをしてもおっつかなかった。税務署からは固定資産税で大口脱税をしていると訴えられた。町内の人々からも、「町の中にゴルフ場を造るなんて非常識な!! 断固反対!!」とデモを駆けられていた。

 

  のび太はネコとデートしているドラえもんに、「たすけて! たのむ! おねがい!!」とただすがるばかりであった。

[S16717・B06027069012271]