超巨大スクリーン立体テレビ[★]
【道具解説】 ひみつ道具である『超巨大スクリーン立体テレビ』の映像を見ると、本物とそっくりである。
【使用目的】 のび太がスネ夫に四十八インチの大型テレビを自慢されて帰宅すると、ドラえもんは「超巨大スクリーン立体テレビ」を買ってきたところであった。
【使用結果】 ジャイアンが「ドラえもんにたのんで百インチぐらいのをだすんだろうな」としつこく念を押すので、のび太は「スネ夫のじまんにいちいちはりあってたら、きりがないもの」といって別れた。
しかし、家に帰ってみると、ドラえもんが「超巨大スクリーン立体テレビ」を買ってきたところであった。のび太は「しかし弱ったな。ジャイアンにかっこいいこといっちゃったからな、…まあいいや」という心境になった。
このテレビは迫力満点で、立体テレビであるため見る位置を変えるとちがう面を見ることができた。
翼ちゃんがドアップになったので、のび太が「キャー キャー」大騒ぎして乗り出したため、「ドタッ」と画面の中に落ちこみ、あやうく翼ちゃんに踏みつぶされそうになった。幸い画面が「パツ」と変わったので、なんとかテレビの外に飛び出すことができた。
しずちゃんに立体テレビの話をしようとしたら、まちがってジャイアンの家に電話してしまった。ジャイアンは早速、「えらそうなこといっといて…、うそつきは大きらいだ」と乗り込んできた。ジャイアンは「そのテレビかしてくれたら、ゆるしてやるぜ」といって、スネ夫と一緒の立体テレビを担いで家に持っていってしまった。
『ドキドキ動物ランド」』をこのテレビで見ると、スネ夫も「ウーン、くやしいがぼくの負けだ」と降参している。画面に入ることができるので、「ワーイ」と叫びながら、アフリカの草原を駆け出した。
ジャイアンのかあちゃんがこのテレビを見て、「つけっぱなしじゃ電気代がたいへんだわ」とスイッチを「プチ」と切ってしまった。中の二人は、「出口がきえた!!」と驚いていた。
ドラえもんとのび太は小さなテレビで「ドキドキ動物ランド」を見ると、なぜか、画面の中でジャイアンとスネ夫が「ドドッ ドドッ」と巨大なサイに追いかけられ、「たすけてえ」と悲鳴をあげて逃げていた。
[S14287・A32007・038403:143]