地底探検車(自動操縦装置付き)[★★]
【道具解説】 『地底探検車(自動操縦装置付き)』は、ドラミちゃんがネス湖のネッシーを連れてくるために、取り出したひみつ道具である。
この探検車は日本にある公園の池とネス湖を地下水路でつなぎ、ネス湖でネッシーの好きな餌をばらまき、電気掃除機のようにネッシーを吸い付けて日本に連れてくるひみつ道具である。従来の地底探検車よりも地底を掘り進める性能が一段とアップし、自動操縦装置を装備している。
【使用目的】 ドラミちゃんはネス湖からネッシーを連れてくるために、「地底探検車(自動操縦装置付き)」を取り出している。
【使用結果】 一週間たっても東京の池にネッシーの現れる気配は全然見られなかった。残り十分で予定の期限が切れるので、心配になったドラミちゃんは池に潜って、調べると巨大なネッシーが池に到着していた。早速ズル木を呼びにいったけれども、親戚の家に出掛けた後だった。
ガッカリしながら池の畔で座っていると、誰かがネッシーを見つけて、「ギャー」と叫びながら逃げていった。大騒ぎになることを心配したドラミちゃんは、かけがえのない「生きている化石」のネッシーを帰して、地下のトンネルを埋めてしまった。
翌日、ジャイアンが「こいつ、おれの話を信じねえのか!」とズル木に暴力を振るいながら、「ネッシーがいるかいないか」を詰問していた。ドラえもんとのび太の前で、ズル木は「いるいる。ネッシーはほんとにいるんだよう」と答えた。
こうした出来事の背景に、ジャイアンの前の晩の行動が関係していた。つまり、ジャイアンが「あつくるしかったから、公園へさんぽしにいったんだ。そしたら池の中から…。あらわれたのが、例の写真のネッシーそっくり!」といった目撃談に起因していた。
[S20101・A06129・087408]