ぼく、桃太郎のなんなのさ(Ⅱ)[★★★]

[初出誌] 『その2 へんな外人のなぞ』、「小学四年生」19759月号、5頁、38コマ

[単行本]  『その2 へんな外人のなぞ』、「てんとう虫コミックス ドラえもん第9巻」19751125日 初版第1刷発行、5頁、38コマ

[大全集] 『その2 へんな外人のなぞ』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 52010130日 初版第1刷発行、5頁、38コマ

 

【初出誌vs.大全集】

 変更なし

 

[梗概](その2 へんな外人のなぞ)

 バケルが広場に出掛けると、女の子に英語ができるかと問われたので、少しできると答えた。

 

 すると、バケルは土管の前で「ウ~ン…ウ~ン」とうなって倒れている外人の所へ連れて行かれた。バケルが外人に「ハ、ハ、ハロー」と話し掛けると、「ペーラ ペラペラ ペペラ ペラ」としゃべられたので、全く理解できたかった。

 

 バケルは早速、家に帰って、外人の人形を「チョン」とついて、外人に変身し、「ペラ ペラ ペラ リンコ」としゃべって、倒れていた外人を家につれてきて、食事をごちそうしている。

 

 食後、パパも加わって、その外人さんにオランダから、なぜ日本にきたかを説明してもらった。その外人は六百年ほど昔から伝わる、一枚の絵というよりも写真に近いものを、カバンから出して見せてくれた。

 

 その写真には、桃太郎とキジと犬が空中に飛び上がっているシーンがはっきりと写っていた。パパとふしぎな写真を見ても、全くわからないことばかりであったので、ドラえもんに相談すれば、何とかなるだろうという結論に達した。

 

 バケルくんからしばらく留守にするので、オランダからの外国人は冷蔵庫に食べ物があるから、遠慮なく食べてと言われた。その外人はこの家には、大勢の人がいたが、アッという間に、ひとりもいなくなってしまったので、日本はふしぎな国だと思ってしまった。

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