タヌキ財布[★★]
【道具解説】 『タヌキ財布』は、未来の世界の子どもたちが「銀行ごっこ」に使うもので、三十分したら元に戻るというひみつ道具である。この財布にカキの葉を一枚入れると、千円に化けるというものである。
【使用目的】 スネ夫の買ってきた組み立てレーシングカーの箱を見て、のび太もどうしても買いたくなった。のび太はドラえもんのヒゲの先がふるえているのを見て、お金を作る道具に相当するひみつ道具を持っていることを見破ってしまった。ドラえもんの出したひみつ道具は「タヌキ財布」であった。
【使用結果】 ドラえもんは渋々「たぬきさいふ」を取り出した。なお、この財布にカキの葉を入れると、一枚千円に化けるというものである。のび太から「世界中のカキの葉っぱを集めて世界一の金持ちになろう」と言われたので、しずちゃんもジャイアンもスネ夫も猛然とカキの葉を集め出した。
しずちゃんは道路掃除しながらカキの葉を六枚集め、のび太から千円もらった。この葉をタヌキさいふに入れると、六千円になった。それを見た、ジャイアンとスネ夫は怖いおじいさんに頭を殴られながら、柿の木を揺すって、葉を集め出した。
しばらくすると、さっきの千円札は葉っぱに戻った。ドラえもんによれば、「タヌキさいふ」は未来の世界の子どもたちが銀行ごっこに使うもので、三十分したら元に戻るというものである。
[S04198・E16013・037310:268]