立ちユメ帽[★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『立ちユメ帽』を被ると、実際の出来事を夢に直して見ることができる。ダイアルの操作によって見たい夢を選択できる。

 

【使用目的】 ドラえもんは「立ちユメ帽」を被って、夢の中で「パク パク」とドラやきを食べるシーンを体験していた。

 

【使用結果】 のび太が「立ちユメ帽」を被ると、「ダイヤルがかわいそうなユメ」に合っていたので、「ポワン ポワ~ン」となって、部屋が急にぼろっちくなり、パパは失業中で、ママは病気で寝たり起きたりという境遇になってしまった。

 

 ママが「パパがね、トランプでもしないかって」と語りかけると、のび太には「パパがね、トラックにひかれて…」と聞こえるので、パパの昼寝しているところへ行って、「ガク ガク」揺すりながら、「ぼくらをのこして、なぜ死んだ」と泣き叫んでいる。そのため、ママから「えんぎでもないこといわないで!」とお目玉をくらうことになった。

 

 ユメの選択を誤ったので、今度は冒険物のゆめを選択した。その冒険は大魔境を舞台にし、のび太がすごく強く、怪物と戦いながら、最後には宝物を見つけるというものである。のび太がこの帽子を被ると、三日月の出たものすごい魔境でのび太は愛犬ドラとふたりでいると言いだしたので、ドラえもんは腹を立てて部屋を出て行ってしまった。

 

 外に出ると、怪獣が「ドドドド」と突進してきたので、サッと身をかわしている。その怪獣は実際自動車であった。広場では妖精が羽根を持ってチョウと戯れていたので、仲間に入れてもらうと、なぜかスミをつけられてしまった。しずちゃんと羽子板をして負けたためであった。

 

  空には怪物につかまり、縄でつながれて泣いているタコが舞っているので、助けるために縄を「プツ」と切ってしまった。すると、「なにをしやがる」と「バカ スカ」と殴られ、主人公のピンチになってしまった。

 

 そこへ、忠犬ドラが助けにやってきてくれた。ドラえもんがそろそろ目をさましたらと忠告すると、まだ、宝を探していないから、「ノウ」と言われた。宝を探すのは忠犬ドラの役目であるといわれたので、宝のでそうなところをあっちこっち探して、スコップでのび太に掘ってもらった。

 

どこを掘っても宝が出てこないので、のび太が「はっきりしてくれよっ」と怒鳴っているところへ、のび郎おじさんがやってきてお年玉をくれた。「でた! 何億円の宝物!」と大喜びしていると、目が覚めてしまった。

 

のび太が「なんだたったの一万円…」と嘆くので、ドラえもんは「シーッ! ユメとほんとをゴッチャにするな!」と叱りつけている。

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立ち読みの機械

のび太が本屋さんで立ち読みしていたら、主人にはたきで追い払われたので、ドラえもんに「立ち読みの機械」があるか、どうかを相談している。これはひみつ道具ではない。

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