代用シール[★★]
【道具解説】 ひみつ道具である『代用シール』に、例えば、「ポスト」と書いてドラえもんに貼り付けると、第三者には、ドラえもんがポストに見え、手紙を投かんしたくなる。つまり、このシールを貼られると、貼られた人や物はシールに書かれたものになってしまう。
【使用目的】 スネ夫に借りたマンガ本を失くしてしまったので、電話帳に「代用シール」を貼って、マンガの代用にした。
【使用結果】 ママから今日のテストを見せなさいと言われたので、広告のチラシに「代用シール」を貼って渡すと、0点でなく、安い点ねと告げられた。ドラえもんはのび太がいたずらをし出したので、返せと怒鳴ると、ポストと書いたシールをペタリと貼られ、街角でポストになってしまった。
しずちゃんが遠い隣町の山田さんにお使い行こうとしていたので、山田さんというシールを近くの川田さんの門柱に貼り付けた。すると、しずちゃんはお使いの風呂敷包みを川田さんの奥さんに手渡し、受け取ってもらうことができた。
ジャイアンがちっとも面白くないといって読んでいると、シールがはがれ、電話帳であることがばれてしまった。
さらに、ドラえもんのシールも、川田さんのシールも、「ヒラリ」とはがれてしまったので大騒ぎになった。追い掛けられたのび太はのび太というシールをポストに貼って逃げている。
ポストの前で、ドラえもんはみんなにこれくらいで許してやって欲しいと頼み、ポストを家に持って帰った。のび太が夕方家に帰って、ガラス窓の外から家の中を覗き込んだ。すると、椅子に置かれたポストに対して、ママは「どうしたの、ちっとも食べないで」、パパは「真っ赤な顔をして熱でもあるのか」と心配していた。
[S13182・B01034・028203:356]