台風の複眼[★★]
【道具解説】 ひみつ道具である『台風の複眼』を体のどこかに張り付けると、「からだのまわりが小さな台風の目」になり、「雨も風もそこだけしずまる」ようになる。
【使用目的】 のび太が風の強い日に『タケコプター』を使って出掛けているので、ドラえもんは「台風の複眼」を取り出している。
【使用結果】 のび太が夜になって、トイレから帰ると、ゆうべ見たもやが廊下に出ていたので、「今夜こそあの夢の国の正体を…、つきとめてやる!!」と思ってもやの中へ入っていった。出口から出ると、「ゴオ」とものすごい暴風が吹いていた。
「タケコプター」で出掛けると、「ズズン ワーッ!! ビタン ザザザ ギャッ」と暴風に翻弄され、タケコプターも吹き飛ばされてしまった。「た、す、け、て」と絶叫していると、ドラえもんが「ノービルハンド」でガッシリと空中でのび太の右足をつかまえてくれた。
ドラえもんは夜中に起き出したのび太のあとをつけてきた。ドラえもんは「絵本みたいな夢なんて、ばかにしてたけど…、ほんとにこんな世界があったとは…」と驚き、のび太に謝っている。ドラえもんは「台風の複眼」を取り出し、体のまわりを小さい台風の目にし、雨も風もぜんぜん気にならない状態を作りだしている。
森を出ると大きな川が目の前に現れ、水かさが増して「ドオ ドオ」と流れていた。川に一台のいかだに乗って「ワン ワン ワン」と鳴いている子犬を発見した。その子犬はゆうべの夢に出てきた犬であった。のび太は「ノービルハンド」を借りて、この子犬の尻尾をつかんでなんとか救出することができた。
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