ブラック・ホワイトホールペン[★★]
[初出誌] 『ブラックホールペンとホワイトホールペン』、「小学三年生」1987年2月号、8頁、51コマ
[単行本] 『ブラック・ホワイトホールペン』、「てんとう虫コミックス ドラえもん第44巻」1993年5月25日 初版第1刷発行、8頁、51コマ
[大全集] 『ブラック・ホワイトホールペン』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 16」2011年11月30日 初版第1刷発行、8頁、51コマ
【初出誌vs.大全集】
タイトル『ブラックホールペンとホワイトホールペン』が『ブラック・ホワイトホールペン』に変更
[梗概] パパからママに電話があり、カラオケを海野くんの家まで返してほしいという内容であった。のび太が遠くの家に重い物をもっていく係を積極的にママから引き受けたので、ドラえもんはどういう風の吹き回しかと考えていた。
やはり、「ここんとこテストで0点つづきだろ。もう二度と0点をとりませんと約束したがの、ついこないだだった。ところがきょうもテストがあって…」というのが事の真相であった。
のび太は途中で、「それにしても重いよ~。ハヒ~。もうだめだ!!」と喚きだしたので、ドラえもんはひみつ道具『ブラックホールペンとホワイトホールペン』を出している。
ブラックホールペンで書いた丸印へカラオケを近づけると、「スポ」と吸いこまれ、海野さんの近くの電柱にホワイトペンで丸を書くと、そこから「ポス」とカラオケがでてきた。
帰る途中、スネ夫がマンガを買ってきたけれども、ジャイアンが待ち伏せていたので、のび太はブラックホールペンで丸を書き、「スポ」と入れることができた。ジャイアンから本屋に入るとこを見たと言われながら、身体検査を受けたけれども、どこにもマンガを見つけることができなかった。
スネ夫の家に入って、ホワイトペンを使うと、「ドサ」とマンガを手にすることができた。ママからすばらしいおやつをごちそうになりながら、マンガを楽しく読むことができた。しずちゃんがバイオリンのケースをもって歩いていたので、のび太は強引に、ブラックホールペンで丸を書き、「スポ」とケースを入れてしまった。
のび太はその際、ホールを消すのをわすれ、さらに、ホワイトホールペンを落として行ってしまった。その穴を消そうとしたドラえもんが「ワ! ワ! ズボ~ン」と吸いこまれてしまった。のび太がしずちゃんの家で、「ではこれよりしずちゃんの大事な…。あれ? ごめん!! すぐさがしてくるから!!」となった。
先生がテストの採点のため、さっき拾ったペンで採点し、「野比のび太。また0点けしからん!」と言いながら、0を書くと、「ズボン」とドラえもんとバイオリンケースが飛び出してきた。
[S1631・A4421・038702]