みかたゆびわ[★★]

[初出誌] 『みかたゆびわ』、「小学三年生」19867月号、8頁、54コマ

[単行本]  『味方指わ』、「てんとう虫コミックス ドラえもん第10巻」1976425日 初版第1刷発行、8頁、54コマ

[大全集] 『みかたゆびわ』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 1620111130日 初版第1刷発行、8頁、54コマ

 

【初出誌vs.大全集】

 「ちわー、ガス代のしゅう金です」が「ちわあ、ガス代の集金です」に変更[214(3)]

 

[梗概] 買ったばかりのまだ読んでないマンガをジャイアンに取り上げられてしまった。ドラえもんに相談すると、出かけるところだったので、『みかたゆびわ』を貸してくれた。この指輪をはめて、手を握ると、ピカッと光り、それに当たると、誰でも十分間味方になってくれるひみつ道具である。

 

  マンガを取り戻すため、出かけようとするとママにつかまったが、ガス代の集金人がこの指輪の光を見ると、味方になって、解放してくれた。先生につかまった時も、この指輪のおかげで、逃げることができた。

 

  スネ夫に会って、ジャイアンとマンガの件について聞いたが、知らぬ存ぜぬという態度であった。この指輪の助けを借りて、おまわりさんに調べてもらうと、スネ夫がマンガを預かっていると白状したので、取り戻すことができた。

 

 ジャイアンに断わらず返したので、スネ夫は叱られたが、すぐにスネ夫は以下のようなすばらしいアイディアを思いついた。のび太は再び、ジャイアンに本を奪われ、裏山まで追い掛けることになった。裏山では、周りには味方する人間がひとりもいなかったので、計略に乗せられたと思った。

 

  しかし、指輪の光りがジャイアンとスネ夫に当たると、本を投げ出し、スネ夫は「のび太をいじめるなんてゆるさない!!」、ジャイアンも「おれだってゆるさない」と言いながら、取っ組み合いの戦いを始め出した。

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