集中力増強シャボンヘルメット[★★]
[初出誌] 『集中力増強シャボンヘルメット』、「小学三年生」1986年5月号、8頁、56コマ
[単行本] 『集中力増強シャボンヘルメット』、「てんとう虫コミックス ドラえもんプラス第1巻」2005年8月25日 初版第1刷発行、8頁、56コマ
[大全集] 『集中力増強シャボンヘルメット』、「藤子・F・不二雄大全集 2」2012年4月30日 初版第1刷発行、8頁、56コマ
【初出誌vs.大全集】
変更なし
[梗概] のび太は今日も宿題を忘れて、居残りさせられた。宿題はわかっていても、机に向かうと、「むつかしいなあ…。おやつまだかな、遊びにいこうかな、まんがよみたいな。どうしてもちょうしでない。少し頭をひやしてからやろう」と考えながら、横になると毎日の昼寝のパターンになってしまう。
のび太には集中力が足りないと判断して、ドラえもんは『集中力増強シャボンヘルメット』を取り出した。何かやり掛けている時、このシャボンヘルメットを被ると、夢中になってやり続けるというひみつ道具である。
このシャボンヘルメットをかぶると、のび太はドラえもんやママに何を言われても、宿題が終わるまで一心不乱に勉強を続けることができた。
便利な道具なので、パパが穴を掘っている時、ジャイアンとスネ夫がアリを観察している時、しずちゃんがセーターを編んでいる時、のび太がこのヘルメットを被せると、みんな夢中になってその課題をやり続けた。
さらに、のび太は受験勉強、子どもの根気の養成、犬のしつけ、ジクソーパズルなどで集中力の必要な人たちに、このヘルメットを役立てている。
ドラえもんから使ったあと、ヘルメットを壊したかどうかを問われたが、壊してなかったので、夜になっても四人とも同じことを熱心に続けていた。
[S1626・B0109・038605]