ないしょ話…[★★]
[初出誌] 『ないしょ話…』、「小学一年生」1985年12月号、8頁、51コマ
[単行本] 『ないしょ話…』、「てんとう虫コミックス ドラえもんプラス第5巻」2005年8月25日 初版第1刷発行、8頁、51コマ
[大全集] 『ないしょ話…』、「藤子・F・不二雄大全集 2」2012年4月30日 初版第1刷発行、8頁、51コマ
【初出誌vs.大全集】
「気になるよう」が「気になるよォ」に変更[679(8)]
[梗概] 土管のある広場でみんなが楽しそうに語り合っているところへのび太が行くと、クモの子を散らすようにみんな退散してしまった。のび太は悪口を言われているのではないか心配になり、ドラえもんに相談している。
ドラえもんは真剣に取り上げないで、高井山に取りに行ったひみつ道具である『ミミダケ』と『シャベリップ』の話ばかりでしていた。「シャベリップ」の葉っぱに「ミミダケ」を乗せると、「月明かりの高井山を吹き抜ける風の音」や「山バト」の「ポッポー ポッポー」という鳴き声を耳にすることができた。
ミミダケは録音テープで、シャベリップはデッキに相当する。ミミダケの菌糸を木に植えておくと、音を栄養にして育つ。のび太は夜土管のある広場の木に、この菌糸を植え付けた。次の日、いつものようにみんながおしゃべりを楽しんでいたが、のび太はしらんふりをして通り過ぎて行ったので、みんなから生意気だと非難された。
ミミダケをシャベリップに乗せると、「のび太のやつ単純で気が小さいから、ぼくらのヒソヒソコソコソやっているだけで、もう気になって気になって。きっとイライラして夜もねむれないよ」というスネ夫の声が聞こえてきた。
ドラえもんは「たちのわるいいたずらだ!!」と腹を立てながら、ひみつ道具である『あけっぴろげガス』をジャイアンとスネ夫に吹き付けた。するとジャイアンとスネ夫が「ベラベラ ペラペラ」と「なんでも大声でしゃべっちゃうから」、スネ夫のママとジャイアンのかあちゃんに追い掛け回されることになった。
[S1586・B0503・038512]