ハチにたのめばなんとかなるさ[★★]
[初出誌] 『なんとかばち』、「小学三年生」1985年9月号、8頁、57コマ
[単行本] 『ハチにたのめばなんとかなるさ』、「てんとう虫コミックス ドラえもんプラス第1巻」2005年8月25日 初版第1刷発行、8頁、57コマ
[大全集] 『ハチにたのめばなんとかなるさ』、「藤子・Ｆ・不二雄大全集 2」2012年4月30日 初版第1刷発行、8頁、57コマ
【初出誌vs.大全集】
タイトル『なんとかばち』が『ハチにたのめばなんとかなるさ』に変更
「なんてうんの悪い人だろう………」が「なんて運が悪い人だろう……」に変更[657(9)]
[梗概] 野球をしたため、のび太はドロンコになって帰ってきた。着替えて買い物へ行く途中、ジャイアンたちに追い掛けられ、水の中を走って逃げたため、またドロンコになってしまった。
ママから、「もしこんど服をよごしたら…、はだかでおもてへほうりだします！」ときつく言われ、お使い、庭木へ水、空き箱をゴミ置き場へ…、と次々仕事を命令された。
再度買い物へ行く途中、子どもにベタリと服にチョコレートを付けられ、買い物カゴもジャイアンたちに奪われたので、ドラえもんはひみつ道具である『なんとかバチ』を出して、のび太を助けようとした。
そのハチに追い掛けられたのび太はクリーニング屋の前で、主人に水を「バシャ」と掛けられたが、風呂に入っている間に、服を洗って乾燥してもらうことができた。
土管のある広場でのび太の買い物カゴを持っていた、ジャイアンたちはハチに追い掛けられ、八百屋の前で石につまずいて転ぶと、「ヒラ」とメモが落ち、主人から、ジャガイモ、にんじん、ホーレン草を買うことになった。
さらに、ジャイアンたちはハチに追い掛けられ、野比家の庭で水をかけて追っ払おうとしたが、全然効果なく、庭の箱を被って、粗大ゴミ収集所まで逃げた。のび太は服だけきれいになったけれど、家に帰るのが怖かった。
ママがのび太を見ると、「よくママのいうこときいてくれたわね。おこづかいあげます」と言われたので、まるでキツネにつままれたような心境になった。
[S1583・B0114・038509]