ロッカーカッター[★★]
[初出誌] 『ロッカー・カッター』、「小学三年生」1984年2月号、8頁、59コマ
[単行本] 『ロッカーカッター』、「てんとう虫コミックス ドラえもん第10巻」1976年4月25日 初版第1刷発行、8頁、59コマ
[大全集] 『ロッカーカッター』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 14」2011年6月29日 初版第1刷発行、8頁、59コマ
【初出誌vs.大全集】
「あーよくねた」が「ああ、よく寝た」に変更[283(7)]
[梗概] のび太はママから、マンガを整理しなさいと命令されていたが、捨てていいマンガは一冊もなかった。ドラえもんは『ロッカーカッター』を使って、超空間ロッカーを作り、そこに大好きなどら焼きをしまっていた。
このロッカーで畳でも切り取れば、超空間が現れて、マンガをしまうことができた。窓を切れば、そこの超空間ロッカーに0点の答案を隠すこともできた。
のび太はゴミ捨てを頼まれると、廊下に超空間ロッカーを作ってそこへ捨てている。カッターを取り上げられそうになったので、外へ逃げ、道路の真ん中に超空間ロッカーを作って隠れることにした。このロッカーからこっそり石をジャイアンに投げつけたり、しずちゃんの足をつかんで驚かしていた。
ドラえもんには、犯人がのび太であることがすぐわかったので、ロッカーの上にジャイアンたちと一緒に座った。そして、大きな声で、この上にビルを建てるのだから、土台をコンクリートでしっかりと固めなくちゃと大声で話していた。
中では、生き埋めにされると思ったのび太が「ドンドン」と超空間のふたをたたきながら、出してくれと泣き叫んだが、ドラえもんはもう少し懲らしめる必要があると強く感じた。
[S1435・F1105・038402]