空き地のジョーズ[★★★]

[初出誌] 『地中つりざお』、「小学三年生」198311月号、9頁、54コマ

[単行本]  『空き地のジョーズ』、「てんとう虫コミックス ドラえもん第30巻」1984425日 初版第1刷発行、11頁、66コマ

[大全集] 『空き地のジョーズ』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 142011629日 初版第1刷発行、11頁、66コマ

 

【初出誌vs.大全集】

 タイトル『地中つりざお』が『空き地のジョーズ』に変更

 「ゴボ ゴボ」、「?」、「?」コマ挿入[253(7)]

 「文字なし」コマ削除[104(7)]

「ザバ」コマ挿入 [254(1)]

 

「バシャ」、「ヒァア!」コマ挿入[255(1)]

「ザ・ザ・ザ…」コマ挿入[255(2)]

「ワ、ワ、また来るぞ!!」、「よ、よ、よしっ」コマ挿入[255(3)]

「いるのはたしかなんだから」、「ドコ」コマ挿入[256(4)]

 

「でも……」、「ドコ」、「手ごたえがないなあ」コマ挿入[256(5)]

「出た!!」、「ドコ ドコ」コマ挿入[257(3)]

「なんだ紙くずか」コマ挿入[257(4)]

「文字なし」コマ挿入[258(4)]

 

「ニヤリ」コマ挿入[258(7)]

「文字なし」コマ挿入[259(1)]

「けしからん、人をおどろかして!!」、「ひどいいたずらだわ」コマ挿入[259(4)]

 

 [梗概] スネ夫が「パパと沖づりにいってきたんだ。つり舟をだしてもらってさ。どこまでも広がる青い空、海にゆられながら心しずかにつりり糸を…」と際限なく自慢を始めたので、ドラえもんは話の途中で抜け出した。

 

 ひみつ道具『サカナコイコイゲート』を海に、『サカナキタキタゲート』をドカンのある広場の地面に「スル スル」と埋めている。準備が終わると、案の定、のび太がスネ夫の沖づりをうらやましがってやってきた。

 

 ひみつ道具の説明を終えると、沖の魚がいっぱいやってきて、地面の上に「ピチャ」と跳ね出した。ドカンのある広場で、ひみつ道具『地中つりざお』をたらして魚を釣っていると、ジャイアンやスネ夫から「バカが二人でバカなことをしている」と大笑いされた。

 

 魚を釣り上げて、まもなく、地面が「ゴボ ゴボ」しだし、「ザバ」と巨大なジョーズがのび太を追いかけだした。

 

 ドカンの上に避難していると、ジョーズが「ザ・ザ・ザ… ザバ」と襲いかかってきたので、ドラえもんは空気砲を「サッ」と抜いて、「ドコ」と音と光で脅している。ドラえもんとのび太は空気砲でジョーズをゲートに追い込んでもとの海へ返そうとしていた。

 

 空き地では自動車のタイヤをくいきられた被害が出始め、さらに、先生を襲うのでのび太が空気砲で「ドコ」と攻撃すると、何も知らない先生から「ガミ ガミ ガミ」と叱られてしまった。町の至る所でジョーズが出没したので、のび太は空気砲を撃ちまくった。

 

 空気砲が「カチ カチ」となって、弾が切れたとき、「ニヤリ」としたジョーズがのび太を襲ってきた。「ワアイ」と叫んで逃げていうるとき、ドラえもんがゲートにジョーズを押し込んだため、海に帰って行った。

 

 往来では、ドラえもんとのび太は「けしからん、ひとをおどかして!!」、「ひどいいたずらだわ」、先生からも「うそつけ! 町の中にサメなんかいるか!!」とお説教を食らうことになった。その光景を見て、スネ夫は「またバカがバカなこていっている」とジャイアンと一緒に笑っていた。

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