のび太のへそくりが消えた!?[★★]
[初出誌] 『シャーロック・ホームズセット』、「小学三年生」1983年3月号、9頁、64コマ
[単行本] 『のび太のへそくりが消えた!?』、「ぴっかぴかコミックス ドラえもん第9巻」2005年6月5日 初版第1刷発行、9頁、64コマ
[大全集] 『のび太のへそくりが消えた!?』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 13」2011年4月30日 初版第1刷発行、9頁、64コマ
【初出誌vs.大全集】
タイトル『シャーロック・ホームズセット』が『のび太のへそくりが消えた!?』に変更
[梗概] のび太は明日発売の『小学三年生』を買うため、貯金箱に貯金し、貯金箱を鍵のかかる引き出しに入れ、カギを天井裏に隠しておいた。出かけると、スネ夫がコーラでもジュースでもない新製品「Cora Jura」をおいしそうに飲んでいた。
家に帰って、この飲み物を買うため、貯金を下ろそうとしている時、しずちゃんがこないだ貸したマンガ本を取りに来た。そして、ジャイアンとスネ夫もママに頼んで、のび太の部屋に飛び込んだボールを取って帰っていった。
心配になって、貯金箱を調べると、全額盗まれていた。のび太がみんなを容疑者と考えたので、ドラえもんは『シャーロック・ホームズセット』を取り出した。みんなを土管のある広場に集めて、ステッキを立てると、のび太のほうに倒れた。次に、パイプでシャボン玉を出すと、シャボン玉はのび太の頭の上で破裂した。
最後に、推理帽を被って、頭をスッキリさせて一生懸命考えると、次のような推理になった。『小学三年生』の発売日に、金がないので、パパやドラえもんにお金を頼むと断られてしまった。
のび太は大いに悩んでいると、ハッといい考えを思いついた。のび太は「タイムマシン」で、お金を取られる前の時間にもどって、取ってくればいいという結論になった。こうして、犯人は怪人二十面相でもなく、のび太自身であることが判明した。
[S1336・F0902・038303]