空まで素通しフレーム[★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『空まで素通しフレーム』を使うと、空中の厚い空気層、雲、煙など邪魔なものをすべて素通しして、宇宙まで見通すことができるようになる。真冬で家の中にいても、このフレームを通して日光が燦々とふりそそぐので、明るくて春の野原のように「ポカ ポカ」と温かくなる。

 

【使用目的】 雪が降りそうな寒い日であったが、ドラえもんは「空まで素通しフレーム」を出して、温かそうな様子で庭の落ち葉掃除をしていた。

 

【使用結果】 家の中で「空まで素通しフレーム」を使うと、明るくてしかもポカポカと春の野原みたいになる。買い物中に、携帯用のフレームを使っていると、しずちゃんから「グアムやハワイへ行かなくても、甲らぼしができるかしら」と尋ねられたので、のび太は本物の日光だからできると答えている。

 

  そして、しずちゃんにそのフレームを進呈している。土管のある広場において、そのフレームの素材で携帯用フレームを作って、全部与えるとみんなから大喜びされた。家へ帰ると、倉井くんが空き地に落ちていた買い物かごを野比家に届けてくれていたので、倉井くんの家へお礼に行くことになった。

 

 マンションが目の前に建ったので、倉井くんの家は日なたぼっこができなくなり、曇りの日には電灯をつけないと本も読めない状態になっていた。野比家に残っていたフレームを付けると、明るくてしかも温かくなった。翌朝、おねしょをしたのび太は小さいのでいいから、フレームがないかとドラえもんにお願いしていた。

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