ゾクゾク線香[]

【道具解説】 ひみつ道具である『ゾクゾク線香』の煙をかぐと、むやみに「ゾク ゾク」と怖くなる。

 

【使用目的】 パパの怪談話で、ドラえもんとのび太は「ギャア」と怖がらされたので、その仕返しのために「ゾクゾク線香」を取り出した。

 

【使用結果】 パパは「ゾクゾク線香」をかいでも、全然怖くないと言いながら、うちわで煙をドラえもんの方へ「パタ パタ」と扇いでいた。二人にはなんだか生臭い風が吹き、警官のライトを人魂と見間違えて、「ドキン」としたりしていた。

 

  さらに、ネズミが「チョロ チョロ」出てきて、そのうえ、テレビから「ヒュウ~ ドロドロ うらめしやあ」と流れてきたので、再度押し入れに隠れることになった。

 

 パパはケロッとしていたので、二人は白旗を上げ、スイカを食べて寝てしまった。夜半になると、雨が「ザー ザー」と降り出したが、パパはまだ縁台に座っていた。心配になったママが外へ出て、パパに問い掛けると、「さっきから、腰がぬけてうごけなかったんだよ」と告白している。

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