ソーナル錠[★★]
【道具解説】 ひみつ道具である『ソーナル錠』を「ポイ」と飲むと、飲んだ人の思った通りになんでもそうなる。
【使用目的】 外ではスネ夫がみんなにのび太がプールに行くか行かないかでカケをしていた。のび太は行かなかったけれども、どうしても泳げるようになりたいので、畳の上で泳ぎの練習をしていた。それを見て、ドラえもんは「ソーナル錠」を出してくれた。
【使用結果】 のび太は「ソーナル錠」を一粒「ポイ」と飲んで、ここはプールだ、プールだと思った。すると、「ゴボ ゴボ アップ アップ」と溺れ出したので、ドラえもんが幼稚園のプールで、膝までしか水がないと言ってくれたので、なんとか溺れずにすんだ。
のび太が「チャブ チャブ」とプールで泳いでいたら、周りにたくさんの子どもがいたので、足を踏んで泣き出して困っていると、先生に「ヒョイ」とつまみ出されてしまった。
場面を海に変えたので、のび太は波の音や広々とした海を見ることができた。のび太は砂でお城を作ろうとしたが、ドラえもんから、泳ぎにきたため、海に入るように言われた。のび太は「ボチャ ボチャ」と波うちぎわにそって泳いでいたが、深い穴が掘ってあったので、「ブク ブク」と溺れ出した。
いつもの浮き輪を出してもらい、そのうえ、心配だから、ドラえもんに「ソーナルじょう」を飲んでついてきてもらっている。
家の中を泳いでいると、のび太にはママが人魚に見えたが、ドラえもんには金魚に見えた。ママが「オホホ、私、そんなにかわいいかしら」と思うと、ドラえもんは「それにしてもふしぎだ。海に出目金がいるとは」と話しながら、窓から外へ泳ぎ出した。ママを猛烈に怒らせながら。
往来を泳いでいて、ドラえもんがタコもいるとのび太に話すと、スミを顔いっぱいにかけられた。そのため、ドラえもんは「ソーナルはよくきくくすりだ」と思った。
土管のある広場で、穏やかな海だと思って休んでいると、のび太が大うずまきでもおきそうな気がすると言い出したので、本当にうずまきがおきて、大地にたたきつけられてしまった。
遊んでいたしずちゃんが「ソーナルじょう」を飲むと、とてもいい気持ちで泳ぎ出した。のび太は浮き輪がないから島でひと休みと言い出したので、ドラえもんは海にけり落として、のび太をしごいている。
ドラえもんは夢中にもがいていると、誰でも泳げるようになると考えていたが、「ゲベゴボ ガボ」の現実をみると、そうは問屋がおろさなかった。ドラえもんは溺れたのび太を陸にあげ、思いっきり口から水をはかせている。
浮き輪がなかったので、アクアラングを使うことになった。泳いでいたしずちゃんがしんじゅ貝を見つけたと喜んでいたが、のび太にはタバコの箱に見えた。
ドラえもんとのび太は沈んだ船に、宝の箱があるつもりと思って近づいたが、のび太が人食いざめでも出るのじゃないかと考えたので、人食いざめに追っかけられることになった。そして、サメにアクアラングの管をがぶりとかまれ、「ゴボ ゴボ ゴボ」と沈んで「グッタリ」してしまった。
のび太は空想の中でもろくな目にあわないので、ドラえもんから砂浜でこうら干しでもしているといいと言われてしまった。太陽があるつもりで、うらおもてまんべんなくやくつもりで、昼寝をしてしまった。お風呂場でパパに背中を洗ってもらっている時、「どうしてこんなにやけたんだ」と尋ねられた。
[S01385・A03136・037008:133]