ゾウ印口紅とタコ印口紅[★★]
【道具解説】 ひみつ道具である『ゾウ印口紅』(265)を塗って、心の中で伸びろと思うだけで、鼻がゾウみたいに伸び、その鼻で瞬時に相手をやっつけることができる。もうひとつのひみつ道具である『タコ印口紅』(430)を塗ると、タコのように口から大量のスミを吹き出すことができる。
【使用目的】 「ゾウ印口紅」は、しずちゃんがジャイアンとスネ夫の弱い者いじめをこらしめるために、敢えて、ドラえもんに頼んで出したもらったひみつ道具である。
【使用結果】 しずちゃんがジャイアンとスネ夫にいじめられているのを見て、のび太は逃げてしまった。のび太はかっこ悪かったと大いに反省し、女の子たちにジャイアンにいじめられたら、守ってあげると約束した。
その後、女の子がゴム跳びをしていたら、ジャイアンたちに追い出されたので、やっつけて欲しいと頼まれた。のび太は女の子の声援を受けたが、ジャイアンとスネ夫に「ゴチ ゴチ」と殴られ、「なによ、弱いんじゃない」と軽蔑されていた。
しずちゃんが痛めつけられているのび太を見ながら、「ゾウ印口紅」を使って、「バシ バシ」と二人を殴りつけ、「弱い者いじめはよしなさい」と啖呵を切った。
すると、激怒した二人が襲いかかってきたが、しずちゃんはゾウの鼻で「バシーン」とぶん殴って、ジャイアンを木の枝に引っかけ、スネ夫を空中高く持ち上げて懲らしめた。のび太は「わあ、たのもしい」としずちゃんに抱きついてしまった。
のび太が家に帰って、ドラえもんにしずちゃんと同じような道具を出してもらって、女の子の前で再度守ってあげると宣言した。しかし、別のひみつ道具である「タコ印口べに」のため、口から墨が吹き出て、女の子たちを真っ黒にしてしまった。
[S07041・B01103・027507:265/430]