空高くたこを落とせ[★★]

[初出誌] 『ドラえもん式たこあげ術』、「小学三年生」19781月号、7頁、47コマ

[単行本]  『空高くたこを落とせ』、「ぴっかぴかコミックス ドラえもん第6巻」200525日 初版第1刷発行、7頁、47コマ

[大全集] 『空高くたこを落とせ』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 82010630日 初版第1刷発行、7頁、47コマ

 

【初出誌vs.大全集】

 タイトル『ドラえもん式たこあげ術』が『空高くたこを落とせ』に変更

 「ちがわい!!」が「ちがうわい!」に変更[225(2)]

 「あーら、おひさしぶり」が「ああら、おひさしぶり」に変更[229(10)]

 

 [梗概] お正月に、おばさんがお子さんを連れてやってきた。子どもは凧揚げがいいというので、外に出て、のび太が凧揚げをしてもうまく揚がりませんでした。ジャイアンから、「あきらめな、ぼうや」と言われたので、子どもはワッと泣き出した。

 

 ドラえもんが『どこでも落っこち機』を凧に付けると、のび太の凧が一番高く揚がり、子どもは大喜びである。のび太は自分自身にこの道具を使って、矢印をいろんな方角に変え、空を自由に飛び回り、凧揚げよりも面白いとはしゃいでいた。

 

 のび太があまり調子に乗ったので、矢印を落としてしまった。その矢印が町内の荷物、奥さん、車、イヌなどを空中に飛び出させる結果となった。その後始末で、のび太はへとへとになって家に帰ってきた。

 

  ドラえもんが預かってくれたおばさんのお年玉をポッケに入れて、買い物に行こうとしたが、ポッケにまだ一個矢印が残っていたため、のび太はお年玉ぶくろを懸命に追い掛けることになった。

[S0829F0610037801]