雲ざいくで遊ぼう[★]
[初出誌] 『雲コントローラー』、「小学三年生」1977年7月号、7頁、48コマ
[単行本] 『雲ざいくで遊ぼう』、「てんとう虫コミックス ドラえもん第16巻」1979年1月25日 初版第1刷発行、7頁、48コマ
[大全集] 『雲ざいくで遊ぼう』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 8」2010年6月30日 初版第1刷発行、7頁、48コマ
【初出誌vs.大全集】
タイトル『雲コントローラー』が『雲ざいくで遊ぼう』に変更
[梗概] のび太は夏休みの終わりに日焼け大会があるので、屋根に上がって日焼けをしようとしていた。しかし、太陽が雲に隠れてしまうので、空に向かって「どいてくれよ。いじわる!」と叫んでいた。すると、ドラえもんが雲を動かすひみつ道具『雲コントローラー』を出してくれた。
このコントローラーを操作すると、箱の中に空の雲とそっくりな雲が現れたので、雲ベラで「チョイ チョイ」と雲を動かすと、太陽が輝きだした。しかし、ママが庭で草むしりをしていたので、ママのところだけ、曇るように雲を千切って、影を作っている。
のび太がピンセットとヘラを借りて、箱の中でドウナツ、バナナ、リンゴ、ブドウそっくりの雲を作っているので、しずちゃんたちは空を見上げて「どうしてあんな形になったのかしら」と不思議がっていた。
おもしろいので、もっと驚かそうとして、イヌを作ると、「あらっネコ」、キリンを作ると、「ウマだ」と言われてしまった。
腹を立てたのび太が怖い物を作ってやるぞと決心してヘビを作ると、「ああらうんち! いやな雲ねえ」と言われたので、箱の中のありったけの雲をかき集めて、オバケを作って、しずちゃんたちを「キャア キャア」と驚かして、ひとり楽しんでいた。
のび太が休憩して、ドラえもんとスイカを一緒に食べていた。あたりが急に暗くなり、ママが「空がへんな雲でいっぱいよ」と知らせてくれた。すると、スイッチを入れっぱなしにしていたので、機械が焼けて故障し、箱から黒い煙が「モウ モウ」と出ていた。
[S0823・A1617・037707]