スケスケ望遠鏡[★★]
【道具解説】 ひみつ道具である『スケスケ望遠鏡』のダイヤルを回していくと、「どんどんすきとおって、さきが見えるようになる」
【使用目的】 のび太がパパの万年筆をスネ夫の家に忘れてきたことははっきりしていたが、スネ夫が面倒臭がって探してくれません。ドラえもんに相談すると、「スケスケ望遠鏡」を取り出してくれた。
【使用結果】 のび太が「カリッ」とネジを回すと、小池さんがヤカンを横において、ラーメンをひとりで食べていた。さらに、先に進むと、大学生が横になってマンガを読んでいたが、居眠りをしており、のび太は電話で、「いいかげんに、次のページをめくったらどうです!」と催促している。
ドラえもんが代わって、ネジを回すと、太った奥さんとやせた旦那が夫婦喧嘩をしていた。ドラえもんも電話で、「おくさん、だれが聞いても、だんなのいうことが正しい!」とお節介な抗議をしている。
ドラえもんが次にネジを回すと、アッと声を上げることになった。しずちゃんが湯船に入っているシーンが目に飛び込んできた。のび太から「なんだい見せろよ」と言われたが、ドラえもんは断固「だめ」と拒絶している。
パパから万年筆はまだかと怒鳴られたので、ドラえもんが真剣に探すと、タンスの後ろに落ちていることがわかった。スネ夫の家に行って、万年筆の話をしても、相変わらず、「うちにはないってば!! くどいな」の一点張りであった。
スネ夫のママが財布を探していたので、ドラえもんは財布も万年筆と一緒にタンスの後ろに落ちていると教えた。すると、財布も万年筆も見つかり、スネ夫のママから「きみが悪いざんす」と言われることになった。
この作品は、後々しずちゃんの定番となる「入浴シーン」の歴史的なデビュー作品である。
[S02161・A04111・037106:126]