ようろうおつまみ[]

[初出誌] 『ようろうおつまみ』、「小学三年生」197512月号、4頁、28コマ

[単行本]  『ようろうおつまみ』、「てんとう虫コミックス ドラえもん第10巻」1976425日 初版第1刷発行、4頁、28コマ

[大全集] 『ようろうおつまみ』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 62010330日 初版第1刷発行、4頁、28コマ

 

【初出誌vs.大全集】

 変更なし

 

 [梗概] のび太のパパはクリスマスの夜であったけれども、大好きなビールを、体にどくだとママから言われて、十分飲むことができなかった。しかし、のび太はクリスマスイブにお酒を一本プレゼントするため、ひそかに貯金をしていた。

 

  これに感動したドラえもんは養老の滝の話をしながら、ひみつ道具である『ようろうおつまみ』を取り出して、パパにプレゼントしている。

 

 このおつまみを食べながら、水を飲むと、パパが上等のウイスキーじゃないかと思うほどの飲み物になった。ママに、「きみもたべて、のんでごらんよ」とすすめると、ママは当初お水なんか飲んだって思っていたが、一口飲むと「まあ、おいしい!」と感激し、なんだかむねがあつくなってきたわと言いながら、「ガブ ガブ ガブ」と飲み干した。

 

  「ゲハ ハハハ ハハハ」と陽気になり、パパが飲みすぎだと注意すると、ヤカンを奪って、「いいじゃない、お水ぐらい」と酔っぱらい、パパをケチと言い出す始末になった。

 

 のび太がパパにプレゼントをするため、お酒を買って家に帰ると、ドラえもんから「いま、おさけをだしちゃまずい」と言われた。確かに、ママが屋根に上がって、大きな声で『ジングルベル』や『炭坑節』を歌い、かたわらで、パパが懸命にママをたしなめているという異常事態になっていた。

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