ごきげんメーター[]

[初出誌] 『ごきげんメーター』、「小学三年生」19759月号、4頁、29コマ

[単行本]  『ごきげんメーター』、「てんとう虫コミックス ドラえもん第9巻」19751125日 初版第1刷発行、4頁、29コマ

[大全集] 『ごきげんメーター』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 62010330日 初版第1刷発行、4頁、29コマ

 

【初出誌vs.大全集】

 変更なし

 

 [梗概] のび太のテストの成績がひどく悪かったので、ふすまの前でいつ打ち明けるべきかのタイミングを探っていた。のび太が「虫のいどころの悪いときに、こんなことうちあけたら、どんなカミナリがおちることか」とドラえもんに話すと、ドラえもんはひみつ道具『ごきげんメーター』を出してくれた。

 

 このメーターでママをのぞくと、「くもり」であったので、かなりきげんが悪く、あとにしたほうがよいということになった。ママが電話に出ると、パパから宝くじで十万円当たったという知らせが入ってきた。

 

  メータには太陽が輝き始めたので、早速打ち明けると、「まあすぎたことは、しかたないわ。このつぎがんばってちょうだいね」と、頭をなでながら言われることになった。

 

 とても素晴らしい機械であったので、外に出掛けると、みんなもおもしろがってくれた。ジャイアンがこのメーターでのぞくと、みんな晴ればかりでおもしろくないと言い、

 

  さらに、しばらく借りると言いだした。「ちゃんと返してくれるんだろうね」というのび太をジャイアンがのぞくと、くもりマークになっていた。ジャイアンは「ハハハ、くもってきた」と喜んで往来を歩いていた。

 

 ジャイアンが小さなイヌに出くわし、足で蹴って「キャイン」となかしている。メーターで怒った犬を見ると、「イナズマ」が出ていた。近くに怖い親犬がいて、ジャイアンを徹底的にかみつきながら攻撃したので、のび太が路上で泣いているジャイアンを、このメーターで見ると「土砂降り」になっていた。

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