エースキャップ[]

[初出誌] 『エースキャップ』、「小学三年生」19749月号、5頁、36コマ

[単行本]  『エースキャップ』、「てんとう虫コミックス ドラえもん第6巻」197511日 初版第1刷発行、5頁、36コマ

[大全集] 『エースキャップ』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 52010130日 初版第1刷発行、5頁、36コマ

 

【初出誌vs.大全集】

 変更なし

 

 [梗概] のび太が的を目がけてボールを投げても、コントロールが悪くてなかなか的に当たらなかった。のび太がしょんぼりしながら、「どんなに、練習してもだめだ。ぼくは才能がないんだ」とため息をつくと、ドラえもんがひみつ道具『エースキャプ』を出してくれた。

 

 この帽子を被ると名投手になり、のび太が反対方向を見て投げても、的に「バアン」と当たった。ドラえもんが「さあ、はりきっていこう! 相手チームをばったばったと三振にしちゃおう!」と励ますと、案に相違して、のび太は野球のための練習じゃないと言い出した。

 

 のび太は寝そべって本を読んでいる時に、鼻をかんで、くずかごまで捨てに行くのが面倒だからと言いながら、鼻かみを「ポイ」と投げて、くずかごに「ポト」と入れている。ドラえもんから「子どものくせにそんなめんどくさがってると、ろくなことがないぞ」と言われてしまった。

 

 寝ていると往来で、ジャイアンとスネ夫がのび太の悪口を言っているのが聞こえてきたので、かんでいたガムを投げて、ふたりをガムのかすで「べトー」とさせている。階下で、ママがしずちゃんから電話と言われたが、めんどくさいので、自分で自分を投げたらどうなるかと思い、しずちゃんのところへ思い切って「ブウン」と投げた。

 

  ママは電話の前で、「どこへ、いったのかしら。せっかくしずちゃんが、北海道から電話をくださったのに」と、ドラえもんに話しかけていた。

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