うちのプールは太平洋[★★]

[初出誌] 『広いプールでおよごう!』、「小学三年生」19747月号、6頁、38コマ

[単行本]  『うちのプールは太平洋』、「てんとう虫コミックス ドラえもん第5巻」1974121日 初版第1刷発行、7頁、41コマ

[大全集] 『うちのプールは太平洋』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 52010130日 初版第1刷発行、7頁、41コマ

 

【初出誌vs.大全集】

 タイトル『広いプールでおよごう!』が『うちのプールは太平洋』に変更

 「からかってなんかいないよ、ほんとだよ」コマ挿入[146(1)]

 

「ひろぅいプール」、「?」、「だあれもいないの」コマ挿入[146(2)]

「ギューン」コマ挿入[147(3)]

「スイカがひえてるわよ」が「すいか冷えてるわよ」に変更[148(1)]

 

 [梗概] プールに行ったスネ夫がものすごく混んでいて、「泳ぐどころか、立っているのがやっとだ」と言うので、のび太としずちゃんはプールに行くことをやめにした。

 

  家に帰って、寝っ転がって「のびのび泳げる、広いプールはないかなあ」とつぶやくと、ソフトクリームをなめていたドラえもんが『シネラマン』というひみつ道具を出してくれた。

 

 「シネラマン」をひと粒「パクリ ゴクン」と飲むと、周りがひろがって大きな部屋になり、別のを飲むと元通りになった。ドラえもんにいいアイディアが閃いたので、しずちゃんに電話して、すいているプールで泳いでもらうことにした。

 

  お風呂に案内して、のび太がしずちゃんに「いっしょにはいろう」と誘いをかけると、しずちゃんは怒って帰ろうとした。

 

 ドラえもんが説明して、みんなでお風呂に入って、「シネラマン」を飲むと、お風呂はプールのようになり、しずちゃんは「のびのびするわ」と言いながら泳ぎ出した。のび太はもっと、もっと、広くしようと思って、「バラ バラ」と何錠も飲むと、グーンと広くなり、「水平線がかすんでみえないや」という状態になってしまった。

 

ママから「スイカがひえてるわよ」と言われたので、ドラえもんとしずちゃんはすぐ戻って食べることができた。一方、のび太は岸まで何キロあるかなと思って、「ふう、ふう…」言いながら歩いていた。遅いので、ママとドラえもんが呼びに行くと、のび太は風呂の中で、「もうだめだ、歩けない。ぶくぶく…」と溺れる寸前の姿であった。

[S0528A0512037407]