真珠製造アコヤケース[★★]
【道具解説】 ひみつ道具である『真珠製造アコヤケース』にしんじゅのしんを入れ、ビニールプールに水をはって、『海水のもと』をふりかけ、三ヶ月間海水につけておくと本物の真珠を作ることができる。
【使用目的】 しずちゃんがママの真珠のネックレスをつけて遊んでいた。のび太が見せてもらっていたネックレスを、強引にジャイアンが「グイ」と引っ張ったので、糸が切れ真珠の玉が五個足りなくなってしまった。しずちゃんが泣き叫ぶので、のび太はなんとかドラえもんから「真珠製造アコヤケース」を出してもらっている。
【使用結果】 のび太が広場に行くと、しずちゃんのママが「ネックレスなんかもちだして、なくしたらたいへんよ」と言いながら、しずちゃんを探していた。
ドカンの陰に隠れていたしずちゃんから「三か月なんかまてない」と言われたので、のび太が「三分でできないかしら」と尋ねると、ドラえもんから「カップメンじゃあるまいし」と叱られてしまった。しかし、しずちゃんの「タイムふろしきを使ってもだめ?」と念を押されると、それでも三十分はかかるという返事であった。
野比家の庭で真珠を作っていたら、しずちゃんのママが尋ねてきたので、のび太のママが「しずちゃ~ん。おかあさまがご用ですってよ|」と大声で呼び出した。三人は、パニック状態になったが、ドラえもんがひみつ道具『わすれろ草』をしずちゃんに手渡し、ママににおいをかいでもらうことに成功した。
しずちゃんのママが思い出す前に、作り出そうとしていたら、三十分が経過して、「チーン」となり新しいきれいな真珠ができあがった。
しずちゃんのママが化粧しているとき、ネックレスの件を思い出した。走って野比家に行くとき、スネ夫に会うと、いきなり、「のび太が悪いんです」と、意味不明のことをしゃべり出した。
そこへ、しずちゃんが「ママ、ネックレスならここに」と駆けつけてきた。ママがネックレスにさわりながら「前より大つぶできれいになったみたい」と言うので、しずちゃんはのび太にウインクしている。
スネ夫は「しんじゅ製造アコヤケース」の話を聞き、ぼくも真珠を作ろうと、このケースのフタを開けてのぞいていると、突然、「バタン ワッ、たすけて!!」となってしまった。
スネ夫のママが「スネ夫がきてませんざますか」と尋ねてきたが、だれもその後、スネ夫の姿を見かけませんでした。ドラえもんとのび太がケースを片付けに行くと、ケースの中から、あざやかなスネ夫の真珠がでてきました。
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