自動質屋機[]

【道具解説】 ひみつ道具である『自動質屋機』に、「品物を入れると、その値うちの分だけお金をかしてくれる」ようになる。お金を返すともとの品物が出てくる。なお、三ヶ月以内に返さないと品物が消えてしまう。

 

【使用目的】 のび太がドラえもんの前で、きみは頼りないというので、怒ったドラえもんははばかりながら、未来の国のロボットで、なんでも相談してみろとタンカを切った。お金のことであったけれども、今回は「自動質屋機」を出してくれた。

 

【使用結果】 のび太の蛍光灯を「自動質屋機」に入れると、百五十円が出てきた。次に、百五十円を入れるともとの蛍光灯が出てきた。

 

 ママが今月もお金が足りないと嘆いていたので、ママの毛皮のコートや指輪を強引に借りて、この機械に入れた。わずかな金額しか出てこなかったので、ママにあのコートと指輪は安物だったと告げると、ものすごい剣幕で怒られてしまった。

 

 本屋の帰り、この前ぶつかった人がのび太にさっぱり絵が売れないと、話しかけてきたので、のび太も思わず、「そうだろうな…」と言ってしまった。すると、絵描きさんは絵を描く才能がないから、あきらめて国へ帰ろうとしていた。

 

 のび太は一枚絵を借りて、ドラえもんも「こんならくがきで一円もかしてくれるもんか」という絵を「自動質屋機」に入れてみた。

 

 すると、大量のお札が「バサ バサ バサ」と出てきて、百万円もする絵であることがわかった。そのことを絵描きさんに報告していると、立派な紳士が「わたし画廊のものでございます。よろしかったら、先生のすばらしい作品をゆずっていただきたい…」と商談に訪れてきた。

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