実物立体日光写真機[★★]
【道具解説】 ひみつ道具である『実物立体日光写真機』の前にしばらく立っていて、写った後に印画紙を「ポン」と押すと、実物大の人や物が飛び出てくる。
【使用目的】 スネ夫が幼稚園の時の附録で、大事に取っておいた日光写真の一枚を使っている途中、のび太が写っているかどうかをチェックするため開けてしまった。
スネ夫は大事な宝物をダメにされたと泣いて叫びながら、のび太を激しくいじめた。ドラえもんはたかが日光写真でと激怒しながら、もっと素晴らしい「実物立体日光写真機」を出してくれた。
【使用結果】 のび太が「実物立体日光写真機」でスネ夫を写し、「ポン」とスネ夫の実物を押し出した。すると、スネ夫は「ほんとはふろくのほうがいいんだが、とくにこれでがまんしてやる」と内心「ホク ホク」しながら、不承不承受け取っている。
スネ夫はこの写真機を使っていろいろないたずらをしている。最初に、写真による立体の実物をママに見せて、自殺したと思わせ、そして、どうしても欲しかったホームビデオの代金を手に入れている。
あとで気づいたママはこの立体写真を窓の外に捨てている。次に、スネ夫はジャイアンの写真を写し、印画紙からと取り出したジャイアンに対して、「いつもいじめられてるお礼をするぜ!」と言いながら、バットで「ボカ ボカ」殴りつけている。
スネ夫の立体写真は風に「ピュウ フワ フワ」と飛ばされて、先生の後頭部を足で「ゴツ」とぶち、さらに、しずちゃんの入浴シーンを窓からのぞいている。そのため、本物のスネ夫はいたずらした人々に追い掛けられ、「だから、ふろくの日光写真のほうがよかったんだ」と涙を流しながら、ドラえもんやのび太に訴えている。
[S09265・A20066・037901:254]