実物射的[★★]

【道具解説】 『実物射的』はテレビカメラで撮影し、テレビのディスプレに映った的を、射撃銃でねらい撃ちするひみつ道具である。「実物射的」が射撃銃で撃たれると、本物も同時に撃たれたことになる。

 

【使用目的】 ドラえもんはのび太に大好物のドラやきを盗まれたので、この「実物射的」を取り出して、「バシ バシ バシ」と攻撃している。

 

【使用結果】 のび太は土管のある広場に「実物射的」のテレビカメラをセットし、ジャイアンやスネ夫を片っ端から撃ち倒そうと計画した。サッカーのパスをしている友だちを撃とうとしたが、すべてはずれてしまったので、「じっとしてろ」と言いにやってきた。

 

  ジャイアンに言い付けると、逆に、「ゲームをおれたちにもやらせろ!」とのび太のクビ根っこをつかんで、家にやってきた。

 

 ドラえもんは「ほかの人に迷惑をかけないように、きみたちが順番に的になったり、撃ち手になったりすればいい」と提案した。ジャンケンの結果、ジャイアン一番、スネ夫二番、のび太三番になった。カメラの前を走り抜けると、のび太だけが「バシ」と撃たれ、スネ夫の時も同じ結果であった。

 

  のび太の番になったので、「みんなをぶっとばしてやるぞっ」と勇んで、「カシャ カシャ カシャ」と連射すると、射撃銃の電池が切れてしまった。

[S06380I14128057709253]