自信ぐらつ機と受信アンテナ[★★]
【道具解説】 ひみつ道具である『自信ぐらつ機』のスイッチを入れると、「受信アンテナ」を付けた人に、自信ソーシツ電波が発射される。
【使用目的】 ドラえもんがドラ焼きの微妙な味が台無しになるので、お菓子屋さんのおじさんに意見を言ったら、「自分のドラ焼きにぜったい自信がある! ロボットなんかに味がわかるか」と猛烈に反論された。そこで、ドラえもんは「自信ぐらつ機と受信アンテナ」を出している。
【使用結果】 ドラえもんは菓子屋のおじさんに「自信ぐらつ機と受信アンテナ」装着した。そして、ドラえもんが「甘すぎるよ」と抗議すると、「こんなにうまいドラやきがあるか」と答えていたが、「ほ・ん・と・に・そう思う?」、「う~ん…、ちょっと甘すぎたかな…。甘い!! こりゃひどい。もうしわけない!」となって降参した。
のび太はこの機械を使って、「草むしりはママがする約束じゃないか」、ママも「えっ、まさか…!?」、「ぼくははっきり覚えています」、「そういわれれば…」となった。
ドラえもんから強引にこのアンテナを五本奪って、最初、「ぼくの顔はいつみてもなんて美しいんだろ…」とウインドウに写って、自己陶酔しているスネ夫にこのアンテナをつけた。すると、「オエ~、なんてひどい顔!! よ、よく今までこんな顔で外を歩けたもんだ!!」となった。
ジャイアンにつけると、「グラ ショボーン コソ コソ」と逃げ出すので、のび太が足蹴りすると、涙を流し、ジャイアンが「なにするんだよォ」と手を挙げたが、のび太が「おっ。やる気?」とすごむと、頭を抱えて逃げ出した。
「しずちゃん、ぼく強いだろ。ほらほら」と知らせると、しずちゃんは「弱い者いじめはきらいよ!!」とジャイアンをかばったので、しずちゃんにアンテナをつけ、「ぼくにきらわれたら、きみなんかまずだれもおよめにしてくれないね」と告げると、「おねがいきらわないで」となった。
ドラえもんは「ぼくがなにかだすたびにのび太はろくなことしない。こんなつもりで二十二世紀からきたんじゃなかったのに…」と泣いて訴え、「自信なくした、帰る」と「タイムマシン」に乗ろうとしたので、のび太は「ワァ、もうしないから帰らないで!!」と懸命に止めている。
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