幸せ保険機[]

【道具解説】 ひみつ道具である『幸せ保険機』に、一つの品物につき十円の保険金を払うと、捨てられたり、壊れたり、取り上げられたりした時、新しい品物を買うことのできる保険料が支払らわれる。何ごともなければ、保険料は一切返してもらえない。

 

【使用目的】 のび太が命より大事だと思うプラモデルを、ママが掃除中にメチャメチャにしてしまった。「ぼくの人生おしまいだ、わあ~」と泣きわめくので、ドラえもんは今後のことを考えて、「幸せ保険機」を取り出している。

 

【使用結果】 「幸せ保険機」から、「もし保険に入っていらっしゃれば新しいプラモがかえたのです」と言われたが、あとの祭りだと思った。

 

  のび太はマンガやおもちゃのために、保険に入りませんかと勧誘されたが、一つの品物につき、10円払って、何ごともなければ、返してもらえないということを知って、やめてしまった。一方、しずちゃんやスネ夫は保険にばっちりと入っていた。

 

 しばらくすると、保険をかけたバイオリンがこわれてしまったが、しずちゃんは契約通り保険を払ってもらい、新しいバイオリンを買うことができた。土管のある広場で、スネ夫がおもちゃで遊んでいると、ジャイアンに全部取られてしまったが、保険をかけていたため、全額支払ってもらうことができた。

 

 のび太もいらない本やおもちゃを30点保険にかけ、保険料を300円払った。ママが整理して捨ててくれないので、待ちきれなくて、輪投げ遊具、おもちゃのトンカチ、ガラガラ遊具、自動車のおもちゃなど、ジャイアンに取り上げてもらおうとしたが、ろくなものがなくていらないと言われ、ゴミ置き場に捨ててしまった。

 

  保険機から、自分で捨てたものには保険金は払えないと言われた。さらに、ママが保険にかけていない本を全部整理し、捨てたので、本棚はガラーンとしてしまった。

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